東洋医学とは?

Wikipediaには
「東洋医学(とうよういがく)とは、東洋起源の伝統医学を指す。東洋が指す範囲が多様であるように、東洋医学に含まれる範囲も一様ではなく、文脈・視点によって異なる。現在日本の伝統医学業界では、古典医学書に基づく薬物療法・漢方医学と、経穴などを鍼や灸で刺激する物理療法・鍼灸医学、両者を合わせて東洋医学と呼んでいる」
とあります。

一般的には、東洋医学と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、ツボでしょうか?

◯◯に効くツボ…
元気が出るツボ…
魔法のように病気が治るツボ…

ツボは痛いところや違和感のあるところに自然に手がいって触れているうちに症状が緩和された経験が元となって、いわゆる手当てとして発見されたという説があります。
学術的には体に伝達される感覚の連なりから体に縦の流れを見いだし、経脈として発見されたと考えられ、ツボは後からわかったものと考えるようです。

ツボや経脈だけでなく、陰陽の法則や臓腑(内臓)や気血、脈、弁証などさまざまな概念で成り立っています。

ところで、鍼灸師になるには3年以上専門の学校に通い、国家試験に合格しなければなりません。国家試験では昔ながらの陰陽の法則や経絡経穴、脈診を使った考え方や治療方法を問われますから、さまざまなことを学びます。

同じ症例問題でも、どの治療法を用いるかで答えが異なります。
鍼灸治療とひとくちに言っても、考え方はとてもたくさんあり、脈を取ることにおいても機械で計測できるものではなく、感じ方によっては別の脈になり、全く解釈が違ってしまいます。
当然治療効果も異なります。

そこで、より確実で信頼できる治療方法として、河村廣定博士により開発されたのが「反応点治療」でした。

【反応点治療開発秘話】河村廣定先生により、より確実で信頼できる鍼灸治療術として開発された反応点治療ですが、もともと河村博士は脈診で治療を行っておられた方です。ですから、伝統的な鍼灸治療の専門家でした。脈診で気血の流れを調整できても、症状が十分改善されないというジレンマを抱えながら日々の診療にたずさわっておられたある日、今の反応点治療のきっかけにつながる出来事をご自身のお体で体験されました。
それは、ツボでも経絡でも脈でもなく、皮膚にあらわれた不思議なゾーンだったのです。
周辺の皮膚とは異なるゾーン、それこそが後に研究の結果判明するのですが、交感神経からのシグナルでした。それを反応点と名付け、今まで原因不明とされていた症状さえも、どこの不具合がもたらすものかを解明する画期的な新しい鍼灸治療術の開発へとつながりました。

交感神経からのシグナルがなぜ皮膚にあらわれるの?

ここから先は少し難しいお話になります。
まず、脊椎動物には背骨がありますね。ヒトもそうです。脊椎とは背骨のこと、脊椎のなかに脊髄があり、硬い骨によって守られています。
脊髄とは、脳の最も下に位置する延髄から体の下に向かって伸びている細長い円柱状の神経・神経線維の集合で、脳と身体の運動神経や感覚神経などを結ぶ役割を担っています。

内臓などの体の中にあるところは表面から見えませんから、そこに炎症などのトラブルがあってもわかりません。でも、体のメカニズムで、内臓のように表面から見えないところで病変があると、そのことを知らせる信号が交感神経を通じて脊髄に入ります。
そして、その情報を受け取った結果、皮膚や筋肉の状態を変化させるのです。脊髄に信号が入ることを求心性、その結果が皮膚や筋肉に影響することを遠心性と言います。
そして、脳(中枢と言います)まで信号が行かずに脊髄でUターンするように連絡され、遠心性に影響することを反射と言います。
反射というのは日常の中でたくさん起きています。例えば、膝下をポンと叩くと足が動く膝蓋腱鞘反射や、熱いカップを手にしたときに思わず引っ込める反射などなど…

これを意識的にやっていますか?違いますね。
無意識に起こることを反射と呼びます。

内臓の病変を知らせる信号が作り出す皮膚や筋肉の状態は無意識に起こります。脊髄反射と言います。

この脊髄反射で無意識に作り出される皮膚や筋肉の状態を反応点と呼びます。反応点は無意識に表現されたあなたの体からのシグナルにほかならないのです。

反射で起こることに基づいた診断を行うので迷うことがないことが最短最速で改善することが可能な理由です。こうかもしれない、ああかもしれない、と迷うことがありません。軽く触れただけでもあなたの体に何が起こっているのかが瞬時につかめるのです。

あなたの感じている不快な症状にばかり眼を向けていては、本当の原因がなかなかわからない場合も、反応点がどのようにあらわれているかを見れば一目瞭然です。遠回りな治療にならないのです。

これを読んでくださっているあなたへ

「脊髄反射」…
馴染みのない言葉や神経のお話でしたが、少しイメージしていただくことができたでしょうか。

最短最速とは言っても、長年に渡って抱え続けてきた皮膚や筋肉の状態が、すっと一回で改善することは少々困難です。でも、原因がわからないと悩み続けていたずらに時間が過ぎてしまえば、より体の混乱は増すばかりです。つらい時間が長くなるばかりです。

体からのシグナルに気づいて、どうすればいいのかを知っていきましょう。

あきらめないで。

改善の方法はきっとあります。