反応点治療

体の中に悪いところがあると、そこから自律神経に働きかけ、細胞の状態を整えようとします。内臓器官の不具合は、小さな痛み信号を脊髄に届けます。脊髄では、自律神経である交感神経の細胞に連絡して、その連絡を受け取った皮膚の環境を変えてしまいます。そこには周囲の皮膚と違う、自律神経からのシグナルが現れます。そのシグナルを反応点と呼んでいます。

反応点を見つけ出して、そこに施術すると、内臓器官の不具合が解消され、それと同時につらく感じていたところが改善されます。つらいと感じていたところだけでなく、自覚していない不具合まで施術します。免疫細胞が活性化されますので、疾病を予防することができます。

反応点を刺激することは、血液の循環・リンパの循環・免疫細胞の増強などを促し、疾病を回復へと導きます。皮膚は鍼灸刺激を受け止める神経の繊維がどこよりも密に分布しています。ですから、小さな刺激でも、より大きなインパクトを得ることができます。
その刺激は脊髄を経由して内臓の自律神経に影響しますから、内臓など深部の治療に適しています。内臓の環境が整うと反応点は消失します。

筋肉痛や肩こりなどの原因は?

内臓などの不調は、「内臓求心神経」という内臓からの信号を送る神経によって脊髄に伝えられます。そのシグナルは「運動神経」という筋肉への信号を送る神経によって伝えられ、筋肉の緊張を招きます。あたかも、筋肉が勝手に硬くなって痛みを生じたように感じますが、実は、その痛みのおおもとには、内臓器官の不具合、病名がつかない小さな疾病状態が存在します。ですから、内臓を治療して、筋肉に影響するシグナルを解消しなければ、筋肉の状態は改善されないのです。

痛みの治療は?

筋肉には取り巻いている膜があり筋膜といいますが、緊張している筋肉と隣り合う筋肉との間で筋膜にゆがみが生じ、痛みのセンサーを刺激します。
そのゆがみを皮膚の上から見つけ出し施術をすると、筋肉に備わる体の仕組みで反射が起こり、脊髄で筋肉の興奮を抑制して弛緩させます。これを逆転伸張反射といい、自原抑制といいます。緊張していた筋肉が緩むと、隣り合っている筋肉との間のゆがみが戻り、痛みのセンサーが興奮しなくなります。筋肉のゆがみを解消させることで痛みがなくなるのです。

反応点治療まとめ

反応点を検出して、そこに施術します。それが解消されると、つらさも解消されます。患者さんにも分かりやすい治療です。自律神経を介して免疫細胞の活性を高めて、疾病を予防します。 反応点はその人、その時の障害や病状に応じて異なります。一人ひとりの特色に合わせて毎回、鍼灸施術を組み立てていきます。 肩こり、五十肩や腰痛などの痛み、緑内障・耳鳴・めまい・頻尿・自律神経失調・更年期障害などに効果的です。