ストレートネック
ストレートネックは別名スマホ首、スマホやパソコンなどに長時間向き合っていることで起こると言われています。
ストレートネックは初期は肩こり、首こりなどの軽度な症状ですが、第二段階になると神経の圧迫によるしびれなどが出てきます。放置しておくと、重症化して持続的な痛みが生じたり、自律神経の乱れ、うつなど日常生活に支障をきたすようになる可能性もあります。
ストレートネックの改善に一般的には首の牽引やカーブを作る枕、首を回したりストレッチしたりいろんな方法が考えられます。しかし、当院では頚椎(首の骨)だけを見てカーブを作ろうとしても難しいのではないかと考えます。というのは、体は首だけで存在しているわけではないからです。首がその角度になるのにはそこにつながっている脊柱に原因があると考えます。と言っても、一般的に言われる猫背が原因ではないと思っています。脊柱がストレートスパイン(カーブがない真っ直ぐな状態)のところに首の重さがかかった結果、猫背のように背骨を曲げることで重さに耐えようとしたことで生じている体の反応ではないかと考えます。ですから、猫背をやめましょう、という話ではないと考えます。まず、ストレートスパインになる原因、背筋をまっすぐに胸を張って、という姿勢を続けてきたことに戻って考えなければなりません。
脊柱の角度が問題です。当院では、脊柱を構成している関節にアプローチをしていきます。柔軟な肋鎖関節、肋椎関節、胸肋関節を作り、脊柱に正しいカーブを作れるように下地をこと整えることから始めましょう。すべてはバランスを取ろうとした体の反応で骨が曲がっているとすれば、正しい脊柱のカーブを作ることで頚椎も正しい位置に戻れるようになると考えます。
高齢になると関節が固くなります。40歳くらいになったら、ストレートネックの改善を考えましょう。