ダイエット4(タンパク質不足かも?3)
小麦粉と乳製品を食べなくなったことがきっかけとなって、結果的に体重が落ちてサイズダウンし、数年来の望みが叶ったのですが、単に小麦粉と乳製品をやめればいいというわけではありません。
一足飛びに話を進める前に、「その不調はタンパク質不足かも?」というお話の続きです。
現代人はタンパク質をしっかり消化吸収できないことで、いろんな不調を引き起こしているそうです。
前回では、お腹の調子が悪い場合のお話でしたが、今回はタンパク質不足が心にも関係している、というお話です。
いつもぼんやりする、やる気が出ない、あきらめが早いことなど、がなぜタンパク質と関係があるのでしょう。
それは、ドーパミンを始めとした、神経伝達物質やホルモンが深く関係しています。
ドーパミンは、意欲や集中力、学習や記憶といったことと深く関わっている物質です。ドーパミンが出ることによって脳が快感を覚え、その結果人は次の行動への意欲を高めていきます。ドーパミンが自動的にきちんと分泌されていれば意欲があってやる気マンマンになるのですが、神経伝達物質やホルモンの生成量や分泌量は個人差がとても大きいです。それは食事から摂った栄養素を原料にして体内で生成されるものだからです。
そのもっとも重要な原料がタンパク質です。またビタミンB群や鉄も併せて必要です。
食事でタンパク質が十分摂れていないと、やる気が出ない→仕事もプライベートでも力を発揮できない→食事に対してさえ意欲がわかない→ますますタンパク質が撮れなくなるという負のスパイラルになってしまいます。
金津里佳さん著「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」から
芦屋美和鍼灸院 院長 薗部智代美