ダイエット6(タンパク質不足かも?5)

小麦粉と乳製品を食べなくなったことがきっかけとなって、結果的に体重が落ちてサイズダウンし、数年来の望みが叶ったのですが、単に小麦粉と乳製品をやめればいいというわけではありません。

一足飛びに話を進める前に、「その不調はタンパク質不足かも?」というお話の5回目です。

現代人はタンパク質をしっかり消化吸収できないことで、いろんな不調を引き起こしているそうです。

下痢、軟便、胃もたれ、膨満感、ガスが多い、便秘、便やガスの臭いが強い、油っぽいものが苦手になった、お腹が張る、肉があまり食べられないなどお腹の状態がいつも思わしくない。

やる気が出ない、あきらめが早い、うつ症状、不眠など心の症状まで、タンパク質不足で起こるというお話でした。

さらに足や顔のむくみ、などもタンパク質不足から起こるようです。

まず、病気でむくむ方は別として、夕方になると足のサイズが変わる、むくんでいるところを押すと指のあとがつくのは体質かな、と思っておられる方は多いと思います。

むくみの原因はタンパク質不足からくる脱水です。血中のタンパク質が減ると血液はその濃度を維持しようとして水分を血管の外に出してしまいます。その水分が組織にたまって水ぶくれのようになり、浮腫を呼ばれる状態になります。血管内は脱水しています。ですから水分を体外に出してくれるカリウムをたくさん摂りましょうと言われるのですが、カリウムを摂ってもむくみは改善しません。また、むくんでいる人が水分を摂るのを我慢するのは良くありません。ただ水分を摂ればいいかというと、タンパク質が不足している状態でただ水を飲んでも尿として出てしまうだけで、むくみは解消しません。

まずはタンパク質をしっかり摂って、血中のタンパク質濃度を上げていくことが重要だそうです。

金津里佳さん著「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」から

芦屋美和鍼灸院 院長 薗部智代美

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