ダイエット8(リーキーガット?1)
前回まで6回に渡って「その不調はタンパク質不足かも?」というお話をしました。
下痢、軟便、胃もたれ、膨満感、ガスが多い、便秘、便やガスの臭いが強い、油っぽいものが苦手になった、お腹が張る、肉があまり食べられないなどお腹の状態がいつも思わしくない。
やる気が出ない、あきらめが早い、うつ症状、不眠、足や顔のむくみ、骨粗鬆症など。
現代人はタンパク質をしっかり消化吸収できないことで、いろんな不調を引き起こしているそうです。
そして、そのキーワードとなるのが「リーキーガット症候群」です。
リーキーガットとは直訳すると「漏れている腸」。小腸の上皮粘膜(腸粘膜)が炎症により粗い網目のようにゆるんでしまっている状態を意味しています。
リーキーガットの詳しいお話は後からしますが、まずそのリーキーガット症候群とやらは体にどんな不具合をもたらすのか、リーキーガット症候群を引き起こすのはなぜなのか、を見ていきましょう。
まず、先に紹介した体の不調がタンパク質不足によるものとお話しましたが、リーキーガット症候群になるとタンパク質の吸収がとたんに悪くなります。タンパク質をいくら食べても、タンパク質不足を解消することが難しくなり、消化酵素も胆汁酸も不足してしまうという負のスパイラルに。
そして、それを引き起こす原因となるのが小麦に含まれるグルテンと牛乳に含まれるカゼインです。
私は、小麦粉と乳製品を食べなくなったことがきっかけとなって、結果的に体重が落ちてサイズダウンし、数年来の望みが叶ったのですが、それにもちゃんと理由があるのです。
お話は深いので、次回からまたどんどん紹介していきます。
金津里佳さん著「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」から
芦屋美和鍼灸院 院長 薗部智代美